こんにちは。管理栄養士のちひろです。
今回は<保育園の栄養士の仕事内容>についてお伝えします。保育園に就職したい方、転職を考えている方、保育園栄養士の仕事内容について知りたい方向けの記事です。
私は新卒で保育園に就職し、4年間働いていました。経験をもとにお伝えできることがたくさんあるかなと思っています。
栄養士~管理栄養士の13年間の職歴
まずは簡単に、私の職歴をご紹介します。
職歴はこんな感じです。
では早速、<保育園の栄養士>の仕事内容を解説していきます。
保育園の栄養士のお仕事
保育園栄養士はどんな仕事なのか、どのような職場で働いていたのかを下記にまとめています。
では詳しく保育園栄養士の仕事について、「良かったところ」「悪かったところ」「具体的な仕事内容」についてみていきます。
保育園栄養士の良かったところ
★食育や離乳食など、未病の予防に関われる面白い分野。
「子どもかわいい!」だけでなく、学ぶこと、やれることはたくさんある
保育園栄養士の大変だったところ
★これを大変と思うか、楽しく捉えるかはその人次第。
私は運動会や発表会、卒園式のお手伝い、好きでしたよ。
食物アレルギーの対応、あとは離乳食は勉強が必要でしたね。
保育園栄養士の仕事内容
入職してすぐはほぼ調理がメインの仕事内容でした。
子どもは食べる量が少ないので、180食でも大人の食事の感覚で100食分くらいでしょうか。
未満児さん(3歳未満の子のこと)の10時のおやつ、離乳食、給食、15時のおやつという感じです。
先輩栄養士さんがいたので、献立や発注を始めたのは2~3年目くらいだったと思います。
食数の変動もないし、発注ミスしてもカバーしやすい環境(歩いて1分で大型スーパーがある!笑)だったので、事務関係も慣れれば楽しくやれていました。
献立は市役所が作成する「基準献立」をもとに作っていました。
認可保育所は「基準献立」を使うところがほとんどのようですね。献立作ったことない!という方でも大丈夫と思います。
ちなみに発注はパソコンではなくて電卓で計算していました。発注書も手書き。
栄養士が自由に使えるパソコンがなく、アナログな職場でした。
食物アレルギーの対応をどこまでやるかは、園の方針によると思います。
私の園はわりと対応していて、重度の子は「小麦粉、牛肉、リンゴ、卵、牛乳、青魚・・・etc」などたくさん対応が必要な子もいましたね。
米粉のホットケーキとか、よく作っていました。
あとは宗教上の理由で「豚肉×」の子もいます。
園によっては、卵・牛乳以上のアレルギーだとお弁当持参になることもあるみたいです。
園で作れば、見た目は他の子とあまり変わらずに作れるので、なるべく作ってあげたいなぁと思っていました。
アレルギーや離乳食は、学会が出している「ガイドライン」という本があるので、そういったもので勉強するといいですよ。インターネットで閲覧できるものもありますが、大きな図書館にも置いてあります。
保育園栄養士を辞めた理由
もともと「栄養士」として就職しましたが、管理栄養士の免許を取得したい気持ちがあり、無事に一発で合格することができました。
定時上がりできる保育園だからこそ、勉強時間が確保しやすかったのだと思います。
さらなるスキルアップを目指し、4年で退職し、次は委託会社へ転職することとなります。
委託会社の栄養士の仕事内容について知りたい方は、以下の記事も読んでみてくださいね。