こんにちは。管理栄養士のちひろです。
今回は<委託会社の栄養士の仕事内容ってどんなもの?>といった内容をお届けします。
前回は<保育園栄養士>として4年間働いていた頃の経験談をお伝えしました。
委託会社って残業代が多いとか、ブラックなの?など、悪い印象がつきがちです。私の場合、実際に働いてみて、半分本当・半分ウソという印象でした。
私は勤務期間が1年未満と短いので、本当に個人的な経験に基づいた記事になっています。でも、他の方のどの記事よりもぶっちゃけてお伝えしています。興味がある方は最後まで読んでいってくださいね。
目次
栄養士~管理栄養士の13年間の職歴
まずは簡単に私の職歴をまとめてご紹介します。
では早速、<委託会社の栄養士>の仕事内容について、解説していきます。
委託会社の栄養士のお仕事
委託会社の栄養士として、どんなところで、どんな風に働いていたかざっくりまとめました。
では次からは委託会社の栄養士の「良かったところ」「悪かったところ」「詳しい仕事内容」についてお伝えします。
委託会社の栄養士の良かったところ
私はその後、病院の管理栄養士としても働きますが、そこの病院では厨房は全面委託でした。委託の事情はある程度はわかっていたので、委託勤務経験がない直営の先輩とは、委託会社に対する目線の違いがありました。
委託会社のことがよくわかると、委託会社に無理難題をふっかけたり、嫌われたりしにくくなります(笑)
また、後でも述べますが残業はやはり多かったです。ただ、「長時間働くのってこんなに大変なんだ…」という気づきがありました。一度大変な思いをしたことが、とても良い経験になったと思っています。
委託会社の栄養士の大変だったところ
私が携わったのが<急性期病院の新規立ち上げ>だったこともあり、残業は多かったです。残業代で10~13万くらい稼いでいました。
忙しかったのでお金を使うタイミングがなく、お金はたまる一方でした。
土日やお盆、正月が出勤になってしまうのは、365日食事を出す現場ではさけられないことなので、ここは諦めるしかなさそうです。
中には平日休みの方がいい!っていう子もいましたし、もちろん土日などの希望休は取れますよ。
委託会社の栄養士の仕事内容
私は入社してすぐには現場に配属されず、急性期病院の立ち上げの準備をしていました。
急性期病院へのプレゼン会から同行し、病院栄養士さんとの打ち合わせなど、本社のフォローを受けながら新人の私が行っていました。
ちなみに私がいた委託会社は、急性期病院の契約はこれが初めてだったみたいで、打合せが入念で、会議の数などは相当でした。
この期間、2~3か月くらい。空いた時間でほかの事業所のお手伝いにも行っていました。
さて、急性期病院へ配属してからは一般的な委託会社の栄養士の仕事内容になりました。
199床の急性期病院だったので、患者さんの入退院、食止め、変更が多く、食札管理はなれるまで大変でした。
そのほか献立作成や発注業務などありましたが、栄養士が複数いたので、作業分担(献立担当/発注担当など)していました。
同じ現場に相談できる同僚もいたので、栄養士業務自体は好きでした。
委託の良いところは、近くに栄養士の同僚がいるところですかね。同期がいると心強かったです。
忙しかったのは、人手不足のカバー。
朝5~6時から、夕食後の食器洗浄まで。そこから事務作業をしていたので、帰宅は21~24時。
とりあえず、朝起きた時間(5~6時くらい)に仕事行く、という感じでしたね。
立ち上げだったので、ある程度はしょうがなかったと思います。残業の有無は配属先によると思います。
もちろん、ほかの配属先では残業ナシで帰れている栄養士さん、たくさんいましたよ!
委託会社の栄養士の人間関係
全く参考にならないかもしれないのですが、
私の場合は<新規立ち上げを乗り越えた連帯感>みたいなのがあって、人間関係は悪くなかったです。
もちろん苦手な人もいましたけど、それが原因でストレスになることは少なかったです。
ただ、もしこれが1年、2年と続いていたら違うように感じていたかもしれません。
委託会社で働き始めて人間関係に悩んでいる方。
保育園の記事にも書きましたが、
いや~な人とか、うるさい人、むかつく人は、仕事ができるようになったら高確率で黙ります。
あとは、いや~な人の対処法や受け流し方を覚えると、生きるの楽になりますよ。ほんとに。どこでも働けると思います。
でも、心身を壊す前にサッサと辞めるのも正解です。栄養士の仕事はほかにもありますし、委託会社によっても仕事内容や人間関係はまったく違いますよ。
委託会社の栄養士を辞めようと思ったきっかけ
・仕事は楽しかったが、新人ばかりだったので現場を回しきらなかった。(今でも悔しい)
・状況が変わる見込みが全くなかったので、異動の提案もされたが退職することに
ヤル気だけで突っ走り続け、
ある程度現場が回るようになったころ、エンジンが切れちゃった感じです。
現場に関しては<なんだか上手くできない感>がずっとありました。くやしいですね。
辞める申し出をしたときに、異動の提案もしてもらったのですが、
やっぱり栄養指導や臨床に携わりたい、という気持ちも消えなかったので退職を決めました。
「異動できる」っていうのは、委託会社の良いところですよね。
その後病院で働いていたときに入っていた委託会社は私が働いていたところと別の会社だったのですが、
自分が働いていた委託会社とまっったく違ったのでびっくりしたことを覚えています。
委託会社で働こうと思っている方は、委託会社の比較やリサーチすると良いと思いますよ。友達が働いているところを聞いてみるなどしてみてはいかがでしょうか。
委託会社のあとは保健センターへ転職しました。栄養士や管理栄養士の仕事はどんな内容があるのか知りたい方は、よかったら次の記事も読んでみてくださいね。