転職

【栄養士の転職失敗談5つ】栄養士が失敗しない転職をするためには

栄養士、管理栄養士として20代で転職3回の経験をもとに、失敗しない・後悔しない転職をするためのヒントをまとめます。

転職したいけど、もう失敗したくない…

 

今の職場に不満があり転職を考えている方は「次こそは良い職場で働きたい!」と願ってしまいますよね。

 

こんにちは。管理栄養士のちひろ(Twitter:@Hiro_eiyo)です。

私は20代で3回の転職経験があります。初めての転職では焦って就職してしまい、半年で退職。そしてその後半年間無職という苦い経験をしたこともあります…。

その後の転職先は良いところが見つかったものの、転職活動は慎重に行わないといけない部分があるな…と反省もしたのでした。

 

「理想の職場でない=失敗」と捉えるかどうかは自分の価値観にもよりますが、できれば良い転職先を見つけたいですよね。

この記事では、私が実際に経験した失敗談のほかに、栄養士ならではの失敗談、また転職を成功させるためのポイントをまとめてお伝えします。この記事を読んで、転職活動を成功させましょう!

 

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<経験談あり>転職の失敗談5つ

私の経験談も含め、転職後にありがちな失敗談を5つお伝えします。

【失敗談1】焦って転職先を決めてしまった

私の初めての転職の経験談です。焦って転職先を決めてしまったことで、転職先を半年で退職してしまうこととなりました。

 

新卒で保育園で栄養士として就職後、働きながら管理栄養士の国家試験に合格。管理栄養士として転職すべく保育園を退職しました。

保育園は平日休みが取りづらかったことと、有給休暇の消化がなかったため、退職してから転職活動をはじめました。

一人暮らしをしており貯金も十分ではなかったため、なるべく早く転職したいという気持ちと、未経験ということもあり病院などでの面接も通らず、たまたま募集があった委託会社へ転職。

しかし転職後、想像以上の激務(残業が月に100時間以上)に耐えられず、半年で退職してしまいました。その後半年間、無職の状態で転職活動をすることに…。

【まとめ】
焦って転職先を決めてしまうと、転職先のリサーチや、比較検討が十分にできないことも。

※注意※
委託会社だから「失敗」と思ったわけではありません。きちんと会社の情報をリサーチせずに決めてしまった私の判断が甘かったのです。委託会社でも労務管理がなされているところは多くありますし、配属先にもよりますので、面接の際にきちんと確認しましょう。

【失敗談2】勢いで辞めたため、無職の期間が長引いてしまった

引き続き私の経験談です。保育園から転職後、委託会社を半年で退職。勢いで辞めてしまったため、その後の無職の期間が半年間も続いてしまいました。

委託会社で残業代を稼いでいたこと、失業手当の支給でなんとか乗り切りましたが、お金が減っていくストレスはすごかったです…。

次の転職先は焦らずに決めたい!という気持ちもあったからこその無職期間なのですが、やはり在職中に転職活動をしておくべき、と強く思いました。

【まとめ】
転職の準備をせずに勢いで辞めてしまうと、無職の期間が長くなってしまうことがある。

【失敗談3】思っていた仕事内容と違った

これは栄養士に限らずよく聞く話ですが、転職先で仕事をはじめてから「思っていた仕事内容と違った」というのは多く聞かれます。

栄養士でいえば、

・栄養指導ができると聞いたのに実際はあまりできない
・栄養士業務外の雑用が多い
・厨房業務が思っていた以上に多い

 

などでしょうか。

これには、

・募集要項で仕事内容は確認していたものの、面接で確認していなかった
・面接官が事務員だったため、栄養士業務を細かく把握しておらず、十分な説明を受けられなかった

 

などのパターンが考えられます。

あとは職場が忙しすぎて仕事を教えてもらえない、仕事を回してもらえない…なんてことも。働いてみないとわからないことも多いですが、一緒に働く栄養士が面接に同席していると、雰囲気や仕事内容の詳細がわかるので安心ですね。

【まとめ】
仕事内容をしっかり確認しておかないと、転職後にギャップを感じることがある。

【失敗談4】施設設備などの環境、人間関係、労働条件面の相違

仕事内容以外にも、施設設備などの環境、人間関係、労働条件面でもギャップを感じることもあるようです。

・思ったように仕事ができる環境ではなかった(パソコンなどの設備やクーラーなどの施設設備、厨房機器などが古すぎる)
・人間関係が劣悪だった
・給料や労働時間、休日が募集要項と違った

 

このような話もよく聞かれます。

できれば面接時に、実際に働く場所(厨房や事務所)を確認させてもらうと安心です。施設設備だけでなく、厨房や栄養士の雰囲気もわかり、人間関係も想像しやすくなるのではないでしょうか。

また条件面については、しっかりと確認しておくことが大切です。実際に採用となり、仕事をはじめる際には「雇用契約書」というものにサインすることがほとんどです。ですが、小規模の職場では口頭の契約のみで、雇用契約書がないこともあるようです。

条件面については働きはじめる前にしっかりと確認し、相違があれば辞退することも考えなければいけません。

【まとめ】
施設設備などの環境、人間関係、労働条件面も可能な限り確認しておかないと、転職後に後悔してしまうかも。

【失敗談5】前職の方が恵まれていたことに気づく

前職に不満があって転職したものの、働きはじめてみると前職の方がよかった…ということに気づく場合もあります。

これは初めて転職する方にありがちなパターンで、

とくに、

・給料が下がった
・やりがいがなくなった
・人間関係が悪くなった
・労働時間が長くなった

 

というようなことがあると、前職の方がよかった…と思うことが多いようです。

転職するときは「もしかすると今の職場の方が良いこともあるかもしれない」ということは頭の隅に入れておき、転職後に妥協できる部分、できない部分を明確にできるといいでしょう。

また辞めると決める前に、ほかの職場で働く友人の話などを聞き、自分の職場を客観的にみ見られるようになるといいですね。

【まとめ】
辞めてから前職の良さに気づくこともある。

後悔しない・失敗しない転職をするためのポイント3つ

紹介した失敗談のようにならないようにするために、いくつかのポイントを押さえて転職活動を行いましょう。

1.転職で重視するポイントに優先順位をつける

転職先を決める際、自分がどこを重視したいか?ということを明確にし、優先順位をつけておきましょう。

給料、労働時間、休日、正社員かどうか、仕事内容など、妥協できる部分・できない部分をしっかりと考えておきます。

面接時にはこのような内容を確認するだけでなく、自分の希望をはっきりと伝えることも大切です。

自分の希望を伝えることで落とされてしまうのでは?と思うかもしれませんが、面接はあなたと転職先の「マッチング」の場でもあります。お互いの希望する条件をすり合わせることで、あなたも希望通りに働けますし、採用側は「採用したもののすぐに辞めてしまう」といったことを避けられます。

面接は試験ではなく、「男女間のお見合い」をイメージするといいかも…?

2.転職後の理想を高く持ちすぎず、職場見学は可能な限り行う

今の職場に不満が強く、転職=ゴール(今の状況を変えてくれる!)と期待しすぎると、転職後にギャップを感じやすくなってしまうかもしれません。

どこの職場でも働きはじめると不満は少なからずあるものです。先ほど伝えたことの繰り返しになりますが、妥協できる部分・できない部分は明確にしておきましょう。

とは言っても、理想と現実は離れすぎていない方が失敗しません。

そのためにも面接時に、可能な限り職場見学(厨房・栄養士が仕事をする事務所)を行わせてもらいましょう。当日に希望すると迷惑をかけてしまうため、面接の段取りの段階で希望は伝えておきます。また一緒に働く栄養士や、引継ぎの栄養士は面接時に同席するのか確認しておくといいでしょう。

見学と栄養士との話で、転職後の仕事のイメージがより具体的に沸きやすくなりますよ。

3.退職する前に転職活動をはじめる

仕事をしながらの転職活動は大変なものですが、より良い転職先を見つけるためにも、在職期間中にじっくり転職先を探すことが大切です。

転職活動をする前に退職してしまうと、転職先を決めるのに焦ってしまうことも。失業手当をもらうにも、3か月の待機期間があることがほとんどなので、貯金がどんどん減ってしまい焦ってしまう原因になります。

急いで転職先を決めてしまうと、条件を妥協する部分が増えてしまい、転職後にまた悩みがでてきてしまうことが考えられます。

可能な限り、在職中から転職活動をはじめましょう。

転職エージェントは有効?

栄養士の転職に「転職エージェント」の利用をおすすめされることもありますが、個人的な考えでは、栄養士として転職するなら利用する価値は低いかな?と考えます。

転職エージェントとは、転職したい人と、人材を募集している会社を結び付けてくれるサービスのこと。転職エージェントに登録すると「担当者」がつき、転職先の紹介や、転職に関する相談を受けることができます。

ただし、栄養士に特化した転職エージェントは少なく、また一般の転職サイトの求人では栄養士の募集自体が少ないものです。相談することで「転職や面接に役立つ情報を貰える」「栄養士以外の業界を知れる」「一般的な転職の感覚が知れる」といったメリットはありますが、求人数が少ないために、実際の転職に繋がるとは考えにくいものです。

栄養士でない異業種への転職をしたい方には転職エージェントの利用がおすすめできますが、栄養士として転職したいなら、栄養士の求人数が多いハローワークに相談する方がメリットが大きいでしょう。

異業種への転職を考えているなら、リクルートエージェントなら求人数がダントツで多いので利用して見てもいいかも。利用は無料ですよ。

希望の転職先を見つけて転職を成功させよう

転職の失敗が続き転職を繰り返すと、いわゆる「ジョブホッパー」の状態になり、どこも長続きしない…なんて状態におちいってしまうことも。

栄養士の転職はスキルアップにプラスになるものと考えてはいますが、あまりに短期間の転職を繰り返すと、今後の転職に不利になってしまいます。

そのためにも今回お伝えしたようなポイントを知り、転職後のギャップを少なくするのに役立ててくださいね。

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